ホルガエキスポ
写真ギャラリー「ナダール大阪」(大阪市中央区南船場3、TEL 06-6251-8108)で8月26日、トイカメラ「ホルガ」で撮影した写真を展示する「ホルガエキスポ2008」が始まった。主催はホルガ専門写真サークル「ホルガ会」。
トイカメラとは、「Toy(おもちゃ)」の「Camera(カメラ)」のことで、構造や機能がシンプルな「半人前」のカメラ。キングオブトイカメラとも称される「ホルガ」は、中国で製造されているオールプラスチック製のカメラで、価格は4,500円程度。近年「気軽に始められるフィルムカメラ」として30~40代女性を中心に幅広い層の間でブームになっている。
風景などを鮮明に写すというよりは、あいまいに写し出すのが特徴で、「それが逆にデジタルカメラとは違う、味のある写真が撮れるのが魅力」(ホルガ会代表の吹雪大樹さん)。
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2002年より毎年開催されている「ホルガエキスポ」は、「世界最大規模」(同会)ホルガのみの写真展。7回目となる今回は、ホルガ会メンバー64人の作品128点が同会場と「ナダール渋谷355」(東京都渋谷区)の2会場を巡回する。前半・後半で作品の入れ替えを行い、大阪での日程は前半=8月26日~31日、後半=9月2日~7日。開催時間は11時~19時。月曜休廊。
吹雪さんが代表を務める「ギャラリー・アビィ」(中央区南船場2)では、「ホルガエキスポ」に2回以上参加経験のあるベテランフォトグラファーによるホルガ写真展「ホルガジャンボリー」を同時開催。両ギャラリーを巡回し、「ホルガ」の世界を楽しむことができる。開催日程・休廊日は「ナダール大阪」と同じ。開催時間は12時~19時。
2001年12月、「ホルガカメラの面白さ」を伝えるため吹雪さんが設立したホルガ会は、現在の会員数は1,877人。撮影会や品評会、アートイベントへの参加など全国規模で活動を続けており、ホルガカメラ専門のサークルとして各種メディアにも数多く取り上げられている。