2008年8月7日木曜日

Songs for Tibet

 

 

北京五輪開幕直前の8月5日に、スティング(Sting)ら有名アーティストによる、チベット(Tibet)民族運動を支持するアルバム『Songs for Tibet』がリリースされた。

 

スティングのほか、デイヴ・マシューズ(Dave Matthews)、モービー(Moby)、アラニス・モリセット(Alanis Morissette)、ジョン・メイヤー(John Mayer)、スザンヌ・ヴェガ(Suzanne Vega)など、そうそうたる面々が参加している。

 

同アルバムの企画者のひとりで、非営利団体「Art of Peace Foundation」のメンバーでもあるMichael Wohl氏は、「このアルバムはチベットの重要性、チベット文化の素晴らしさ、そして現在チベットの人々が直面している危機に対して、人々の関心を向けるためのものだ」と語った。

 

同アルバムは北京五輪開幕の3日前にあたる8月5日にiTunesで全世界に配信され、翌週にそのほかのサイトで購入可能。

 

このリリースのタイミングは熟考した結果だと、Wohl氏は話す。「世界が中国に注目しているときに、根源的な表現方法である音楽を通して、チベットへの支持を表明しチベットの人々の平和のメッセージを伝えたかった」

 

北京五輪開催の機会を利用して、中国のチベット支配に対する懸念や、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ(Dalai Lama)14世への支持を表明する団体は多い。

 

五輪参加選手に対し、手で「T」という文字のジェスチャーを作りチベット問題を支持していることを示してほしいと訴える団体もある。

 

3月に上海でコンサートを行ったアイスランド人歌手ビョーク(Bjork)は、ステージで「チベット」を連呼。中国当局はこれを非難し、海外アーティストへの規制を強化すると発表している。

 

http://torchrelaybeijing2008.org/