ロール・オーバー・ベートーヴェン ~商業音楽とゴースト~
マスコミ業界で許容される「職業ゴーストライター」の線引きとは?
2月6日、「現代のベートーベン」佐村河内守氏のゴーストライター新垣隆氏の記者会見が行われた。
ここで問題になったのは、佐村河内氏が聴覚障害を装ってそれを「売り」にしてCDをセールスした事。
さらに被災地などへの楽曲提供などだが、おそらく、発端は「実は自分で作曲していなかった」点だ。
すなわち、ゴーストライターと呼ばれる人間の存在だと思われる。
http://news.nicovideo.jp/watch/nw944879
正義と偽ベートーベン事件 / 越えてはいけない“一線”もある。
「おかしい」と思いつつ、理不尽だと思いつつ、多くの関係者が目をつぶった。
なぜなら、そこには少なからぬ人が恩恵を受ける「商業的な成功」「経済的な利益」があるからです。
理不尽だけれど、社会人として、企業人として「仕方がない」と何人の人が目をつぶったことか……。
こうして「現代のベートーベン」は世に出たのだと思います。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/spice/20140210-OYT8T00998.htm?from=os4
★ニューヨーク・タイムス紙は、佐村河内氏がはたらいた一連の欺瞞について、
日本がクラシック音楽を高く評価する国であることが動機につながったと分析する。
http://newsphere.jp/national/20140208-4/
★ミッツ・マングローブ:『音楽に罪はないってことだけはね。』
クリス松村:『それだけは強く言っておきたい。』
http://numbers2007.blog123.fc2.com/blog-entry-3212.html
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1.「ゴースト・ミュージシャン—ソウル黄金時代、アメリカ南部の真実」 / 鈴木 啓志【著】
http://diskunion.net/dubooks/ct/detail/DUBK045
2.「レッキング・クルーのいい仕事 - ロック・アンド・ロール黄金時代を支えた職人たち」 / ケント・ハートマン【著】
http://diskunion.net/clubh/ct/detail/RS121114-01
3.「急がば廻れ’99 - アメリカンポップミュージックの隠された真実」/ 絶版