59年をふりかえる
梅田の旭屋書店本店(大阪市北区曽根崎2、TEL 06-6313-1191)で6月30日、同日発売になった「くいだおれ太郎のつぶやき」(マガジンハウス発行=1,260円)の発売を記念して、「くいだおれ太郎&おかみさんサイン会」が行われた。
同書は、7月8日に閉店する道頓堀の食堂「大阪名物くいだおれ」のシンボル「くいだおれ太郎」が「就職」した日から現在までを語る「自伝」。
当時を振り返る数々の記念写真とともに太郎の思いをつづった内容をメーンに、太郎の履歴書、解体図、グッズの紹介に加え、桂三枝さんや浜村淳さんら大阪の著名人からのメッセージを紹介している。
そして、気になる太郎の第二の人生も。企画はマガジンハウスのクリエーティブ・ディレクターで「Hanako WEST」の元編集長、吉村司さん。
サイン会の開催を聞いた太郎は「わてのつたないつぶやきの本なんて、お客さん、読んでくれはるやろか…」と不安を漏らしていたが、当日はサインを求める人の列が店外まで続いた。太郎は女将さんとともに1冊ずつ丁寧に「サイン」し、記念撮影や握手に応じた。
出版にあたり女将さんは「道頓堀という街で、街とともに育ってきた。記録に残ればと思っていたのでいいきっかけになった」と話す。
7月2日には、道頓堀の「TSUTAYA EBISUBASHI」で14時からサイン会が行われる予定。
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