2010年4月10日土曜日

「プリ・トヨ」 映画化!

 

 

人気作家万城目学さんのベストセラー小説が原作の映画「プリンセス トヨトミ」が製作されることになり、綾瀬はるか、岡田将生、堤真一の出演が決まった。

3人が演じるのは会計検査院の調査官。

国家予算が正しく使われているか検査するため大阪を訪れたが、ある秘密を知ってしまう。

それは豊臣家の末裔が生きており、なんと大阪国という独立国があった!という驚きの事実だった。

 

とぼけた風ぼうながら、天性の勘で功績をあげる女性調査官役の綾瀬は「コミカルなストーリーの中に思わずあるかもって感じさせる歴史ロマンあふれる作品です。夏に大阪ロケということで撮影を楽しみにしています」とコメント。

 

容姿端麗なエリート調査官を演じる岡田も「お二方とも共演させていただくのが初めてなので胸を借りるつもりで、自分の役を全うできるように頑張ります」と意欲をみなぎらせている。

 

映画は2011年初夏に全国公開する予定。

 

 

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原作小説は、「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」で知られる人気作家・万城目学のベストセラー。

 

国家予算が正しく使われているかを調査する会計検査院の精鋭3人が、1615年の大阪夏の陣で断絶したはずの豊臣家の末裔(まつえい)が生きており、大阪の男たちが400年もの間、その秘密を守り抜いてきたという真実を知ってしまったことから一大事件が発生。

大阪の公共機関や商業活動など、あらゆる機能が停止する事態へと発展していく。

史実を徹底的に調べ上げ、歴史に裏打ちされた緻密な構成と個性的な登場人物たちが織り成す親子のきずなをテーマにした物語が話題となり、第141回直木賞候補にも挙げられた話題作だ。

 

物語を引っ張る3人の調査官として、綾瀬、岡田、堤が共演を果たす。

とぼけた風貌ながら天性の勘で功績をあげる女性調査官・鳥居を綾瀬、日仏のハーフで容姿端麗な新人エリート調査官・旭ゲーンズブールを岡田、一切の妥協を許さず“鬼の松平”と異名を取る副長・松平元を堤が演じる。

原作では、日仏ハーフの旭が女性、鳥居が男性という設定だったが、映画では男女逆転の役どころとなる。

 

メガホンをとるのは「HERO」の鈴木雅之監督。「ダ・ヴィンチ・コード」を彷彿(ほうふつ)とさせる歴史ミステリーというモチーフに、官僚(国家公務員)VS地域・親子(家族)のきずなという構図を絡めた壮大なエンターテインメント作品を目指す。

なお、物語の核心ともいうべき登場人物の大阪国総理大臣や、大阪の男たちが必死に守ってきた豊臣家の末裔といったキャストは明らかにされていない。

 

 

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プリ・トヨは大阪府と大阪市の協力のもと、7月から2カ月間にわたって、大阪府庁や大阪城など、各所での撮影が行われる。

 

橋下徹大阪府知事もノリノリで「数々の魅力あるスポットが出てくる、まさに大阪の映画。この映画が日本中を元気にしてくれることを期待している。皆さんも大阪の魅力を存分に感じてほしい」と支援を約束。

 

平松邦夫大阪市長も「大阪の元気とその原動力である人間力が、全国に向けて発信されることを期待している」とコメントしている。